「夢をあきらめない」— 小学4年生小児がんのりょっぴが教えてくれたこと —

「将来はオリンピックに出たい!」

そう力強く語るのは、小学4年生のりょっぴ。
スノーボードの選手として、未来を期待される存在です。

クラスでも一番に手を挙げるほど元気で、自分の意見をはっきり伝える。
周りを明るくする、そんな太陽のような子どもでした。


目次

突然の知らせ

2025年12月。
スノーボードの本格的なシーズンに入ったその時、りょっぴに告げられたのは——

「ホジキンリンパ腫」

血液のがん、いわゆる「小児がん」でした。

本人はまだ実感がわかない様子。
しかし、保護者の頭の中は真っ白に。

「まさか、自分の子どもが——」

命に関わる病気だと分かっていても、どこか遠い世界の話だと思っていた現実が、突然目の前に現れました。


闘病生活のはじまり

入院生活が始まり、抗がん剤治療がスタート。
少しずつ、しかし確実に変わっていく日常。

髪の毛が抜けていく。
自由に外に出られない。
完全個室で過ごす、孤独な時間。

元気いっぱいだったりょっぴにとって、その環境はあまりにも過酷でした。


「つながり」がくれた希望

そんな中、声をかけてくれたのが
NIJINアカデミー校長・星野達郎氏でした。

オンラインで、メタバース空間を通じて仲間とつながれる環境。
それは、りょっぴにとってまさに“救い”でした。


自分の言葉で伝える強さ

入学後すぐ、りょっぴは全校集会の場でこう語りました。

「ぼくは小児がんです。でも、前向きにがんばっています。」

その言葉は、決して軽いものではありません。
それでも、自分の状況を隠さず、前を向く姿。

その勇気に、多くの仲間が心を動かされました。


「居場所」が人を変える

クラス会議、サークル活動——
画面越しでも、りょっぴはいつもカメラオン・マイクオン。

仲間と笑い、語り、つながる日々。

いつしかそこは、
「病気の子ども」ではなく、
「りょっぴとしていられる場所」になっていきました。


新たな挑戦へ

クラスの活動の中で、日本財団の方と直接お話しする機会がありました。
そのご縁から、りょっぴは「日本財団キッズアンバサダー」に認定されました。

難病と向き合う子どもたちを応援するこの取り組みに、小学4年生で関わることができた——。

これは決して“特別な子だけのチャンス”ではありません。
子ども一人ひとりの想いや挑戦を大切にし、本物の社会とつながる機会を日常の中に用意している。

それこそが、NIJINアカデミーの大きな魅力です。

オンラインでありながら、社会とダイレクトにつながる。
子どもたちの可能性を、教室の中だけに閉じ込めない。

りょっぴの一歩は、その環境があったからこそ生まれたものです。


全国へ届けるメッセージ

そして2026年5月13日。
りょっぴは日本最大級の教育イベント「EDIX」に登壇予定です。

伝えたいのは、ただ一つ。

「つらいだけじゃない。そこには希望もある。」

同じように病気と闘う子どもたちへ。
その家族へ。

りょっぴの言葉が、きっと誰かの光になります。


未来へ

孤独な世界から、つながりのある世界へ。

りょっぴを救ってくれたNIJINアカデミー。
その存在を、今度は自分たちが広げていく。

同じように悩む子どもや保護者へ——
「こんな場所があるんだよ」と伝えるために。

親子で、新たな一歩を踏み出しています。


最後に

夢は、病気では消えません。

環境が変われば、
人はもう一度、前を向くことができます。

りょっぴの挑戦は、まだ始まったばかり。

その一歩一歩が、
誰かの「生きる力」になりますように。

文:よっちゃん

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