JR東日本スタートアップと共創:地域留学×社会まるごと学びのキャンパス―不登校の子どもたちが地元を離れ地方を舞台に学ぶ取り組み

「不登校地域留学」とは、子どもたちが一定期間、地域に関わりながら学ぶ新しい学びの形です。
教室の中だけで学ぶのではなく、地域の人・仕事・自然・文化を教材にし、
「社会とつながりながら、自分で問いを立て、行動する力」を育てることを目的としています。

NIJINアカデミーでは、地域を“見学する場所”ではなく、
子どもたち自身が価値を生み出すフィールドとして捉え、
地域課題の探究や魅力発信を通じた実践的な学びに取り組んでいます。

NIJINアカデミーは、JR東日本スタートアップが実施する「未来変革パートナーシッププログラム」に採択され、教育・子育て領域の事業共創に向けた取り組みを開始しました。
JR東日本グループがもつ駅や地域拠点と、NIJINの教育ノウハウを掛け合わせ、地域と学びをつなぐ新たな試みに挑戦しています。

プレスリリース・ニュースリリース...
NIJINアカデミー、JR東日本スタートアップと教育領域での共創を開始 株式会社NIJINのプレスリリース(2025年11月27日 14時00分)NIJINアカデミー、JR東日本スタートアップと教育領域での共創を開始

目次

なぜこの共創が生まれたのか?

教育や子育てを取り巻く環境は大きく変化し、「学校の中」だけでは生まれにくい学びや体験が求められる時代になっています。
そこで私たちは、地域にある人・文化・産業・自然と出会いながら学ぶことで、子どもたちが社会とつながり、自分の関心から問いを立てて動ける環境をつくりたいと考えました。

JR東日本グループがもつ駅や地域拠点というリアルなフィールドと、NIJINアカデミーの教育実践を掛け合わせることで、地域と学びをつなぐ新しい教育モデルを共に形にしていきます。

コラム|JR東日本スタートアップと未来変革パートナーシッププログラム

JR東日本スタートアップは、JR東日本グループが持つ駅・鉄道・地域拠点・ネットワークなどのアセットを活かしながら、 パートナーと共に新たな価値創出に挑戦する組織です。

「未来変革パートナーシッププログラム」は、社会課題の解決や新規事業創出を目的に、 分野を横断した共創プロジェクトを推進する取り組みです。

教育・子育て領域では、
地域と教育をどうつなぐか
子どもたちの学びを、社会の中でどう育てるか
という問いに向き合う実証的な取り組みが求められていました。

NIJINアカデミーは、子どもの主体性を引き出す学びの設計力と実践実績が評価され、本プログラムに採択されました。

JR 東日本スタートアップ株式会社 ...

取り組みの概要

◆ 週1回の地域課題解決ミーティング(2025年11月〜)

2025年11月から、東京都内にあるJR東日本スタートアップのコワーキングスペースを拠点に、週1回の活動を開始しました。
地域課題に関心のある児童生徒が集まり、地域留学プランの企画会議や、地域の魅力を発信する動画制作・YouTubeでのPR活動に取り組んでいます。

◆ 現地視察(2025年11月末|群馬県・みなかみ)

11月末には、代表メンバーのニジアカ生とともに群馬県・みなかみを訪れ、現地視察を行いました。
自然や観光資源を見学しながら、地域ならではの魅力や課題を体感。

また、地元でカフェや地ビールを生産する方々に直接話を伺い、
地域で生き、働く人のリアルな声に触れる機会となりました。


地域留学で育てたい子ども像

NIJINアカデミーが地域留学で大切にしているのは、
「正解を当てる子ども」ではなく、「問いを立て、動き出せる子ども」を育てることです。

  • 地域の人や文化に出会い、自分なりの関心や違和感を見つけられる子
  • 誰かに与えられた課題ではなく、自分たちで考えた問いに向き合える子
  • 仲間と対話しながら、より良い形を模索し続けられる子
  • 失敗や試行錯誤を恐れず、社会と関わる一歩を踏み出せる子

地域留学は、知識を覚える学びではなく、社会の中で自分の役割を探し、挑戦する経験そのものです。


子どもたちの学びと変化

  • 主体的に地域を探究する姿勢が育っている
  • 仲間と意見を出し合い、課題を整理する力が高まっている
  • 地域の人へのヒアリングや発信を通して、社会との距離が縮まっている

◆ 子どもたち自身による「みなかみPR動画」

現地視察の際に撮影した映像をもとに、
企画・編集・発信までをすべて子どもたち自身で行い
群馬県・みなかみの魅力を伝えるPR動画を制作しました。

この動画制作は、「地域を知る側」から「地域の価値を伝える側」へと、子どもたちの立場が変化していく象徴的な取り組みとなりました。


これからの展開と未来像

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現在は代表5名で進めているこの活動を、2026年度にはNIJINアカデミー生全体から希望者を募り、定期開催する「地域留学」として展開していく構想です。

子どもたちへのアンケート調査や、TOKYO DIGICONXでのプレゼンを通じて、地域や企業とつながりながら、親子関係人口を増やす仕組みづくりにも挑戦しています。


共創が示す新しい教育の可能性

このプロジェクトは、地域社会そのものを学びのキャンパスとして捉え直す挑戦です。
JR東日本スタートアップとNIJINアカデミーの共創が、これからの教育の新しい選択肢として広がっていくことを目指しています。


NIJINアカデミーについて

NIJINアカデミーは、学校に通わない・通えない子どもたち一人ひとりの状況に寄り添いながら、
「その子の主体を約束する」ことを大切にしているオルタナティブスクールです。

オンラインとリアルの学びを組み合わせ、
子どもたちが安心して自分らしさを発揮できる居場所づくりと、
社会とつながる実践的な学びの機会を提供しています。

また、企業・自治体・教育機関と連携し、
地域・家庭・仕事・文化など、社会そのものを学びのフィールドにした共創プロジェクトにも取り組んでいます。

今回ご紹介した事例のように、
一つひとつの連携は、子どもたちの学びの可能性を広げると同時に、
社会に新しい価値を生み出す取り組みとして発展しています。

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