子どもたちの「運動の楽しさを知ってほしい!」から始まった運動会― NIJINアカデミー、大阪・大東市での実践レポート ―

2026年1月25日(日)、大阪府大東市。廃校を活用した施設 「アクティブスクエア大東」 にて、NIJINアカデミーによる運動会が開催されました。

参加したのは、小学1年生から中学3年生までのNIJINアカデミー生とその保護者、兄弟、友だち、そして一般参加の子どもたち。
ニジアカ生30名、スタッフ10名に加え、関係者を含め総勢60名以上が集まり、体育館は大きな熱気に包まれました。

この運動会は、あらかじめ用意された「学校行事」ではありません。
「運動の楽しさを知ってほしい」「一緒に走りたい」
そんな子どもたちの声から生まれた、手づくりの運動会です。

目次

きっかけは、2人の小学生の挑戦

この運動会の背景には、2人の小学生の実体験があります。

2025年夏、愛知県名古屋市で開催された「愛知サマーセミナー」。そこで2人は、自ら企画・準備・進行を行う「小学生がサッカーコーチ!」 という講座に挑戦しました。最初は「参加する側」として考えていた1人の子が、一歩を踏み出し、その姿に背中を押されるように、もう1人の子も挑戦を決意。

約2か月にわたる準備期間を経て迎えた当日、講座は無事に成功し、2人は
「好きなことをきっかけに、人とつながれた」という実感を得ます。

この経験から生まれた「また一緒に、何かをやってみたい」という思いが、今回の運動会へとつながっていきました。

※2人の詳しいストーリーはこちら
https://media.nijin.co.jp/samasemi-soccer-futoko-syogakusei/

当日は全国的な大雪。想定外のスタート

運動会当日は、日本全国で大雪に見舞われました。普段は雪の少ない近畿地方でも、三重県を中心に交通網が乱れ、
全国各地から大阪に集まること自体が簡単ではない状況でした。

開始予定は10時。しかし、交通状況の影響により、予定通りの進行は難しくなります。それでも、運営の中心を担っていた実行委員の ゆづ・かず は、9時前には現地に集合。状況を見ながら、できることを一つずつ整えていきました。

準備の時間も、子どもたちの学びの場に

体育館に入れるようになると、荷物の配置、得点表の作成、種目の掲示など、運営準備が始まります。一見すると単純な作業ですが、「どうしたら分かりやすいか」「ここに貼った方が見える」といったやりとりが自然と生まれ、会場には笑い声が広がっていきました。

十分なリハーサルを行う時間はありませんでしたが、最終的な流れを確認したあとは、ぶっつけ本番で進めることに。
半年以上かけて準備してきた関係性と判断力を信じ、子どもたち自身が考え、動く運動会がスタートします。

開会式と、堂々とした選手宣誓

開始は予定より遅れ、10時20分頃に開会。想定とは異なる形でのスタートとなりましたが、その場の空気を楽しむように、自然と笑いが生まれました。

この日は、NIJINアカデミー校長・タツロー校長も東京から参加。開会の挨拶の後、準備してきた選手宣誓が行われました。ゆづ・かずは宣誓文をしっかり覚え、堂々と発表。会場からは温かい拍手が送られました。

子どもたちがみんなで楽しみたいと考えた競技

第1種目:けいどろ 〜状況に応じたルール変更〜

第1種目は けいどろ
当初は「5分間で多く捕まえたチームの勝ち」というルールでしたが、参加人数と体育館の広さを考慮し、すぐに変更。
「全員を捕まえるまでにかかった時間」で勝敗を決める方式に切り替えました。結果は赤チームの勝利。さらに、子どもチーム vs 大人チームの対戦も行われ、子どもたちの工夫に、大人たちは翻弄される場面も見られました。

第2種目:ドッジボール 〜全員が関わり続けるルール〜

第2種目は、外野のいない スーパードッジボール
相手に当てると味方が1人復活するルールで、最後まで試合に関われる工夫がされていました。
試合は接戦となり、結果は白チームの勝利。タツロー校長の剛速球を避けるため、思わず床に寝そべる参加者の姿もあり、会場は大きな笑いに包まれました。

第3種目:紙飛行機とばし 〜つくるところから競技が始まる〜

第3種目は 紙飛行機とばし

当日の朝、受付で配られた新聞紙や折り紙を使って作る子もいれば、家族と工夫を重ねた紙飛行機を持参する参加者もいました。
舞台下に全員が並び、掛け声とともに一斉に飛ばされる紙飛行機。2回行われた勝負は、どちらも 「チョコバナナ父」 の勝利となりました。

第4種目:借り物競争 〜会場全体がフィールドに〜

第4種目は 借り物競争
引いたお題に書かれた「もの」や「人」を、会場内から探してきます。特に盛り上がったのは、タツロー校長にまつわるお題
「イケメン」というお題を引いたYOSUKEが選んだのは、タツロー校長本人。
会場は笑いに包まれ、校長自身も「自己肯定感が上がりました」と笑顔を見せていました。

第5種目:ニジアカクイズ大会 〜知っていることが、つながりになる〜

最後の種目は ニジアカクイズ大会
NIJINアカデミーにまつわるクイズに、○×で回答します。不正解の人は腕立て伏せ5回をして場外へ。

クイズを通して
「そんなこともやっていたんだ」
「それ知ってる!」
と会話が生まれ、初参加の人も自然と輪に入っていきました。

閉会式と、世界に一つだけの賞状

すべての競技が終わり、閉会式へ。

閉会式では、タツロー校長が一枚一枚直筆で書いた世界に一つだけの賞状が手渡されました。その賞状を受け取ったのは、赤チームリーダーの ゆづ。企画から準備、当日の運営まで、中心となって動いてきた姿に贈られた賞状でした。

「誰かのおかげ」から、「みんなのおかげ」へ

振り返りの時間。
タツロー校長が話している最中、実行委員の子どもたちが小さな声で言葉を交わしていました。

「成功したのは、ゆづのおかげだよね」
「いや、みんなのおかげだよ」

誰か一人の功績ではなく、自然と「みんな」という言葉が出てくるやりとり。その少し照れくさい空気を、あえて話題にして笑いに変えながら、恥ずかしさを紛らわせていた実行委員の姿が印象的でした。

午後はクッキングタイム 〜たこやき&クレープ大会〜

運動会のあとは、午後のプログラムとしてたこやき&クレープ大会を開催しました。

体を動かしたあとのクッキングは、子どもたちにとっても、保護者にとっても、自然と会話が生まれる時間です。
生地を焼く人、具材を考える人、役割を分担しながら、思い思いに調理が進んでいきました。

中でも会場を和ませたのは、「校長を太らせたいクレープ」と名付けられた一品。

チョコレートクリームをたっぷり使ったそのクレープは、完成度(とボリューム)の高さから注目を集め、結果として“校長室に呼び出し賞”が贈られることに。

クッキング大会の中で最優秀賞に選ばれたのは、からあげや抹茶、アルフォートなど、家庭ごとのアイデアや好みが存分に生かされたトッピングが印象的な一品でした。

「クレープは甘いもの」という固定観念にとらわれず、それぞれの発想を自由に形にしていく姿は、この日の運動会と同じく、正解のない挑戦そのもの。

味だけでなく、「なぜこの組み合わせにしたのか」という背景も含めて楽しめるクッキングとなり、会場には驚きと笑顔が広がっていました。

この運動会が残したもの

この運動会で大切だったのは、勝ち負けや完成度ではありません。

  • 自分たちで考え、決めること
  • 想定外の状況に柔軟に対応すること
  • 誰かの頑張りを、自然と認め合える関係性

そして何より、「やってみたい」という気持ちを形にしていいという経験です。

大雪という想定外の状況の中でも、子どもたちは主体的に動き、場をつくっていきました。NIJINアカデミーはこれからも、子どもたちの声を起点に、学びとつながりの場を育てていきます。

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