「行動するのが大事」――いーさん(小5)が見つけた、自分らしい学びと挑戦の場

こんにちは。NIJINアカデミー(以下、ニジアカ)のボランティアスタッフ、コージーです。
今回は、小学5年生の「いーさん」にインタビューしました。

1年前の入学当初は声出し顔出しが全くできなかった、いーさん。けれど今は、驚くほど前向きでエネルギッシュに活動しています。その変化の背景と、彼が今夢中になっていることについてお伝えします。

目次

学校に行けなくなった日々

いーさんは、1年生の頃から「言われた通りに行動しなければならない」ことに息苦しさを感じていました。

「友達は好きだったけど、先生に言われたとおりに動くのが嫌だった。努力して学校に行っていたけど、我慢していたら“心が死んじゃう感じ”がした」

3年生のときに起きたトラブルが決定打となり、登校をやめます。その後、適応指導教室やフリースクールなど、さまざまな場に行きましたが、「楽しいけれど合わない」と感じ、落ち着ける居場所はなかなか見つかりませんでした。

出会ったのは“否定しない居場所”

転機は4年生の夏。お母さまがInstagramやYouTubeでニジアカを知り、体験会に参加したことでした。

「緊張したし、パソコンやネットの操作も分からなくて不安だった」と当時を振り返ります。体験会だけでは入学に踏み切れませんでした。

ところが、通っていたスイミングスクールの先生が偶然ニジアカの先生でもあったことが背中を押してくれました。知っている大人の存在が背中を押し、入学を決意します。

夢中になっていること

いーさんが今、特に夢中になっているのはニジアカの学園祭です。今年は仲間と一緒に「モクテル屋」の出店に挑戦しています。

「モクテル」とはノンアルコールのカクテルのこと。子どもでも安心して楽しめるドリンクです。いーさんたちのチームは、色や味の組み合わせを考えながら、現在6種類のオリジナルメニューを開発中。まだまだ増えるかもしれません。

メニューについてニジアカの先生と会話していた際に、農園と連携した事例を聞き、「もしできるならレモン農園で収穫体験をして、そのフレッシュなレモンを使ったドリンクを出したい」と夢をふくらませました。
さらに、飲料メーカーに自分たちでプレゼンして協賛してもらうことも考え、実際に相談まで行いました。結果的に今回は企業とのコラボの実現には至りませんでしたが、「思いつきを行動に移す」その姿勢が、いーさんの大きな行動力を示しています。

「勉強よりも企画や体験の方が楽しい。友達と一緒に考えて、役割を決めて動くのがすごく好き

また、ニジアカ内でフォートナイトのサークルリーダーも務めており、仲間をまとめる難しさとやりがいを感じています。

ニジアカの学園祭とは、NIJINアカデミーの年に一度の「リアル×オンライン」のハイブリッドで実施する大イベントです。学園祭の企画・運営は、ステージ・出店・企業とのコラボまですべて子どもたち自身の手で行っています。

ニジアカだからできること

学校との一番の違いは「否定されないこと」だといいます。

「学校だと間違ったら“違う”って言われる。でもニジアカの先生は“そういう意見もあるね”って受け止めてくれる。だから安心して意見を言えるんだ」

ニジアカの場合、先生と生徒の上下の立場ではなく、「同じ目線で考えてくれる」ことが面白いと語ります。例えば、一人ひとり意見を言う場合でも、全部正解になる。ニジアカの先生は否定をしない。

例えば、ニジアカの料理の授業では「クレープやシェイクを作れる」とワクワクし、これまで嫌いだった“勉強”も「遊びの延長みたいで楽しい」と笑顔で話してくれました。

変わった自分

不登校になった当初、同級生と会うのが嫌だったいーさん。

「学校に行っていない罪悪感があって、同級生に会いたくなかった」と振り返ります。

しかし今は違います。「今は、ニジアカに通っているし勉強をしている。友達もたくさんいる。明日が楽しみだし、今は最高と思える!」と元気に答えてくれました。

お母さまによれば「良く笑うようになり、明るくなった。いろんな事にチャレンジするようになった。」とのこと。インタビューの間も、次々とアイディアを語る姿が印象的でした。

これからの夢

将来についても、いーさんの夢はどんどん広がっています。

大好きなゲームを思い切り楽しめる「100万円以上かけたゲーム部屋をつくりたい」という夢は、一見子どもらしく聞こえますが、投資や起業など、「どうやってお金をつくるか」まで考えているのが特徴的です。

また、自分がニジアカ内で主催するリアルイベントをもっと多く開きたいという夢もあります。仲間を集め、企画を立て、実行する――そのすべての過程が好きだからこそ、生まれた願いです。

さらに、ニジアカでの経験を活かし、企業に自分の活動をプレゼンして応援者を増やし、「ニジアカの奨学金制度をつくりたい」という大きな夢もあります。
「お金の負担が少なければ、入学しやすくなる。同じように悩んでいる子がもっと救われるはず」と語る姿は、小学生とは思えないほど力強いものでした。

夢のどれもが単なる憧れではなく、実際の行動や未来への具体的なイメージにつながっているのが印象的でした。

未来の仲間へ伝えたいこと

最後に、これからニジアカを検討している人への言葉を聞きました。

「ニジアカはすごい楽しい。少しだけでもいいから、自分で動くことが大切。失敗しても大丈夫。ニジアカは恥ずかしい思いをしない場所だから」

ー少しだけ自分で動くことが大切とはどういうこと?

いーさん:行動した人は、自分を変えられると思う。僕は、小田原企画、横浜企画、リアルクラス会議、ニジアカ内eスポーツ大会など複数実施してきた。最初は自分もできなかったが、とにかく失敗しても良いのでまずは動いてみることが必要だと思う。

不登校だった頃は、気力が無くてどこにも行きたくない気持ちが僕にはあった。でも少しずつ動いてみた結果、僕自身が変われたからこそ、同じような境遇の人にも一歩を踏み出してほしい。

例えば、ニジアカの体験会に参加してみるとか、入学したら知らない友達に肩をポンしてみるとか――そんな小さな一歩から始めてほしい。

迷ったり分からないことがあっても大丈夫。ニジアカには頼れる先生がいるし、「それ面白そうだね!」と一緒に動いてくれる仲間がいる。

彼の言葉には説得力がありました。実際に挑戦を繰り返し、失敗を恐れずに動いている本人だからこそ言えるメッセージです。

終わりに

今回のインタビューで感じたのは、いーさんの「行動力」です。
アイディアを語るだけでなく、友達と協力し、実際にイベントを実行する。周りから学びを取り入れて、自分なりに形にしていく。

その積み重ねが、「行動するのが大事」という言葉に込められていました。

いーさんの姿は、同じように悩んでいる子どもや保護者にとって、大きな希望になると感じます。


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