NIJINアカデミーは、光村図書出版株式会社と連携し、教科書づくりの現場を体験する社会科見学を実施しました。
本取り組みは、学校に通わない子どもたちが「学ぶ側」から一歩踏み出し、
「教科書をつくる側」に立って考えることに挑戦した共創事例です。
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「教科書は、誰のためにあるのだろう?」

普段、子どもたちが何気なく手にしている教科書。
しかしその裏側には、多くの編集者・校閲者・制作者の試行錯誤があります。
今回の社会科見学では、
教科書がどのように生まれ、どんな想いでつくられているのかを、
実際の現場で学ぶところからスタートしました。
「教科書は完成されたもの」
そんなイメージが、少しずつ揺らいでいきます。
テーマは「あったらいいな、こんな教科書」
見学後、子どもたちに投げかけられたテーマは、
「あったらいいな、こんな教科書」。
学校に通わない子どもたちだからこそ見えてくる視点があります。
- 家でも学びやすい教科書
- 思わず開きたくなる、面白い教科書
- 学びたくなる仕掛けがある教科書
子どもたちはチームに分かれ、
それぞれの経験や想いをもとに、アイデアを持ち寄っていきました。

プロの編集者に向けたプレゼンテーション
発表の場では、
光村図書出版で実際に編集・校閲に携わっている計5名の方々が審査員として参加。
子どもたちは、
「本当にこんな教科書があったらいい」
「自分たちが使いたかった」
という想いを、言葉と資料にしてプレゼンテーションしました。
プロの視点からの質問やフィードバックを受けながら、
アイデアが“伝わる形”へと磨かれていく時間となりました。
「もしかしたら、本当に教科書になるかもしれない」

子どもたちの斬新な発想に、
「今後、コラボ教科書として実現する可能性もあるかもしれない」
そんな期待が生まれる場面もありました。
「自分たちの考えが、社会に届くかもしれない」
その実感は、子どもたちの表情を大きく変えていきます。
社会科見学で終わらせない、その先へ
この取り組みは、社会科見学で終わりませんでした。
見学後も、有志の子どもたちによる作戦会議が行われ、
アイデアをさらに深めていく動きが続きました。
光村図書出版の中でも圧倒的なシェアを誇る「国語の教科書」にちなんだイベント企画や、
大人も楽しめる教科書の新提案など、
教科書の枠にとどまらない発想が次々と生まれていきます。

後日、光村図書出版の方々をNIJINアカデミーのHRに招待し、
子どもたちは改めて企画内容をプレゼンテーションしました。
「どうしたら実現できるだろう?」
「誰に届けたいのだろう?」
実現に向けて試行錯誤するプロセスそのものが、
子どもたちにとっての学びになっていきました。
教科書を「与えられるもの」から「つくるもの」へ
この共創事例は、
教科書を「与えられるもの」ではなく「自分たちでつくり、変えていけるもの」として捉え直す機会となりました。
学ぶ側だった子どもたちが、
社会に問いを投げ、提案する側へと立場を変えていく。
光村図書出版とNIJINアカデミーの共創は、
学びの主語を子どもに取り戻す、新しい教育の可能性を示しています。
NIJINアカデミーについて
NIJINアカデミーは、学校に通わない・通えない子どもたち一人ひとりの状況に寄り添いながら、
「その子の主体を約束する」ことを大切にしているオルタナティブスクールです。
オンラインとリアルの学びを組み合わせ、
子どもたちが安心して自分らしさを発揮できる居場所づくりと、
社会とつながる実践的な学びの機会を提供しています。
また、企業・自治体・教育機関と連携し、
地域・家庭・仕事・文化など、社会そのものを学びのフィールドにした共創プロジェクトにも取り組んでいます。
今回ご紹介した事例のように、
一つひとつの連携は、子どもたちの学びの可能性を広げると同時に、
社会に新しい価値を生み出す取り組みとして発展しています。


