母子分離不安は「お母さんがすごい証拠」
|不安に敏感な子どもと、まず親子で安心するために
「幼稚園や学校で離れると泣いてしまう」
「家では元気なのに、母親と離れる場面になると不安が強くなる」そんな姿を見て、
「このままで大丈夫なの?」
「甘やかしすぎ?」
と不安になるお母さんは少なくありません。
母子分離不安は、決して珍しいことではなく、成長の中でとても自然な反応です。
そして実はそこには、子どもの繊細さだけでなく、お母さんの関わりの力も深く関係しています。
この記事では、
- 母子分離不安とは何か
- 年齢ごとの特徴と原因
- 「分離不安症」との違い
- そして、専門家の立場から伝えたい
「まずは母も子も安心していい」という視点
をお伝えします。
母子分離不安とは?
母子分離不安とは、子どもが母親(または主な養育者)と離れることに強い不安を感じる状態を指します。
これは発達の初期段階では誰にでも見られる、ごく自然な反応です。
- 生後8か月ごろから始まることが多い
- 10か月〜1歳半頃に強くなる
- 2〜3歳で徐々に落ち着いていく
多くの場合、
「離れても、また戻ってくる」
という経験を積み重ねることで、自然と和らいでいきます。
分離不安症との違いは?
母子分離不安が長期間続き、次のような状態が見られる場合、
「分離不安症」と診断されることがあります。
- 1か月以上強い不安が続く
- 腹痛・頭痛など身体症状が出る
- 登園・登校ができない
- 日常生活に大きな支障がある
ただし大切なのは、
「不安がある=すぐ病気」ではないということです。
不安そのものは、子どもが自分を守るために持っている大切なアンテナでもあります。
年齢別に見る母子分離不安の特徴
3歳ごろまでの母子分離不安
この時期の母子分離不安は、発達上とても自然な現象です。
- 後追いが強い
- 夜中に起きて母を探す
- 抱っこを求める
これは、愛着がしっかり育っている証拠でもあります。
3歳以降・小学生で見られる母子分離不安
3歳以降や小学生になってから見られる場合、
背景に環境の変化があることが多いです。
- 入園・入学
- 進級
- 転校
- 人間関係の変化
「一人で頑張らなきゃいけない場面」が増えることで、
安心できる存在である母親と離れる不安が強くなるのです。
母子分離不安の原因は「環境」だけじゃない
母子分離不安の背景には、次のような要素が重なっています。
- 子どもの気質(敏感・慎重)
- 環境の変化
- 家庭や学校での小さな不安
- 親の不安を感じ取る力
ここで伝えたいのが、
**「不安に気づける子=アンテナが高い子」**だということ。
そしてそのアンテナが育った背景には、
お母さんが丁寧に関わってきた歴史があります。
専門家・星野達郎からのメッセージ
母子分離不安を持つ子どもを見ていると、
私はよくこう思います。
「このお母さん、すごいな」
それは、
子どもが不安を出しても大丈夫な関係性を築いてきたからです。
不安を出せるということは、
「ここなら安心して弱さを見せられる」
という信頼があるということ。
まず大切なのは、
不安をなくそうとすることではありません。
まずは「母も子も安心できる」こと
- 泣いてもいい
- 離れられない日があってもいい
- 進み戻りを繰り返していい
安心は、急いで作るものではなく、積み重ねていくものです。
お母さんが
「この子は大丈夫」
と少しずつ思えること。
その安心が、
必ず子どもにも伝わっていきます。
相談したほうがいいタイミングは?
次のような状態が続く場合は、
一人で抱えず、専門機関に相談してみてください。
- 強い不安が1か月以上続く
- 身体症状が頻繁に出る
- 生活に大きな支障が出ている
相談することは、
弱さではなく、子どもを守る選択です。
まとめ|母子分離不安は「ダメなサイン」ではない
- 母子分離不安は多くの子が経験する自然な反応
- 不安は自己防衛の力
- 不安に敏感なのは「感じる力」があるから
- そしてそれは、お母さんのちゃんと子どもと関わってきた積み重ね
まずは、
母も子も安心していい。
そこから、少しずつ前に進けば大丈夫です。
不登校・「学校が合わない」と感じる子と母子分離不安
― NIJINアカデミーの現場から ―
NIJINアカデミーに通う子どもたちの中にも、
母子分離不安を経験してきた子は少なくありません。
- 学校に行こうとすると体調が悪くなる
- 登校前になると強い不安を訴える
- 「ママと離れるのが怖い」と言葉にできる子もいれば
- 理由がわからないまま動けなくなる子もいます
こうした姿は、
「甘え」でも「弱さ」でもありません。
学校に行けない=不安が強すぎる、ではない
一般的な学校は、
- 集団行動
- 時間割通りの行動
- 一斉指示
- 比較・評価
が前提になっています。
不安に対するアンテナが高い子ほど、
こうした環境の中で
「自分を守るために動けなくなる」
ことがあります。
それが、
- 登校しぶり
- 不登校
- 母子分離不安として現れる場合もあるのです。
NIJINアカデミーで大切にしている視点
NIJINアカデミーでは、
「不安をなくす」ことをゴールにしていません。
まず大切にしているのは、
① 子どもが安心できる居場所があること
② 親が「この子は大丈夫」と思えること
この2つがそろって、はじめて
子どもは自分の足で一歩を踏み出せると考えています。

母子分離不安がある子ほど「信頼関係」を大切にする
母子分離不安がある子は、
- 人の気持ちに敏感
- 周囲をよく見ている
- 安心できるかどうかを直感的に感じ取る
そんな力を持っています。
NIJINアカデミーでは、
- 無理に母子分離を進めない
- 「今日は一緒」「今日は少し離れる」もOK
- 子どものペースを尊重する
という関わりを大切にしています。
結果として、
気づいたら、
「ママ、もう大丈夫」と言える日が来る
そんな姿を、何度も見てきました。
「離れられない」のではなく、「今は離れないだけ」
母子分離不安があると、
どうしても
「いつになったら離れられるの?」
と不安になります。
でも多くの場合、
離れられないのではなく、
「安心が満ちるのを待っている」だけです。
安心がたまると、
子どもは自然と外に向かいます。
保護者の方へ伝えたいこと
NIJINアカデミーに相談に来られる保護者の方の多くが、
こう言います。
「私の関わり方が悪かったのではないか」
でも、私たちはこうお伝えしています。
「ここまで一緒に悩んでこられたこと自体が、すごいことです」
母子分離不安は、
親子の関係がうまくいっていないサインではありません。
むしろ、
丁寧に関わってきた証であることも多いのです。
NIJINアカデミーは「安心から始める学びの場」
NIJINアカデミーは、
- 学校に行くことをゴールにしない
- 無理に自立を急がせない
- 「今のその子」を肯定する
そんな学びの場です。
母子分離不安がある子も、
不登校を経験した子も、
安心できる関係の中で、
自分のペースで社会とつながっていく。
それが、私たちの考える教育です。
「この子は大丈夫」
そう思える場所を、親子で持ってほしい
― 星野達郎 ―
母子分離不安や不登校に向き合っていると、
「このままでいいのだろうか」
「自分の関わり方が間違っていたのではないか」
そんな気持ちになることがあると思います。
でも、私は現場で何度も感じてきました。
不安を抱えられる子は、
それだけ人とのつながりを大切にしている子だということ。
そして、
その不安を受け止めてきたお母さん・お父さんは、
本当にすごい存在です。
NIJINアカデミーは、
子どもを無理に変える場所ではありません。
「安心していい」
そう感じられる時間を、親子で積み重ねる場所です。
今すぐ答えが出なくても大丈夫。
学校に戻るかどうか、決めなくても大丈夫。
「少し話を聞いてみたい」
その気持ちだけで、十分です。
具体的なイメージを持つためにも、まずは一度体験会で雰囲気を感じてみてください。

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